手放しその3

半年後に、もともと専門職であった貿易業界に転職しました。

源泉徴収票の発行をお願いしたところ、「同じ最寄駅ならたまには遊びにいらっしゃい」と言ってくださいました。

送られてきた源泉徴収票はしらいしさんが発行したのでしょう。

手紙もなく、ワープロ打ちされた宛先で、書類がぴらっと入っているだけでした。

どんだけ私のことを嫌いだったのでしょうね。最終日は家で祝杯をあげていたのかも(ビール好き)。

 

現職で、「ハラスメント防止研修」というのが必須でありました。

顧と問弁護士さんが説明してくださるWeb会議でした。

レジュメに書いてあることが、全部当てはまっていた。

労働基準監督署に言えばよかったのですが、私には生活があります。

障害者でも独り暮らしですので、生活があります。

食うためには、そんなところで争っているひまはなかった。

 

現職が4年目に入りました。

仕事ができないどころか、新人さんに仕事を教える立場になりました。

今の私をみたら、しらいしさんはどう思うだろう。